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東日本大震災が原因で起きた計画停電

東日本大震災で、福島第一、第二原子力発電所や、それらの設備等、東京電力の設備が大規模な影響を受けました。それに伴い、東京電力管内では、電力供給が需要に追い付かず、3月14日〜28日まで、計画停電が実施されました。

計画停電の影響



この計画停電では、エリアごとにグループを作り、1グループあたり3時間程度、電力の供給を止めるというものでした。

初めて耳にする「計画停電」という言葉と、その時間帯は電気が一切使用できないという事に、私は不安を覚えましたが、そのような思いを持たれた方は少なくないと思います。

実際、防災用品を取り扱う弊社ネットショップも計画停電発表後、電池式の懐中電灯や、ロウソク等のお問い合わせやご注文が急増いたしました。

いずれの商品も、一時は品薄となってしまう状況もございました。

今回の計画停電では、日頃から電気のある生活が当たり前の私達にとって、電気が使用できない不便さを思い知らされることとなりましたが、それと同時に、実際に経験することにより、注意しなければいけない事や、備えておいた方がいい物なども分かりました。

灯りの確保



まずは、灯りです。電池式、手回し式、ソーラー式等、電気を使用しない懐中電灯は必ず用意しておきましょう。

また、定期的に電池の使用可否を、手回し式は、最低、半年に一度は手回しをして、実際に使用できるかの確認をしてください。

これはラジオも同様です。災害時は情報が大変重要になります。ラジオも前述のようなタイプを用意し、定期的な点検を行ってください。

水の確保



水道水も、停電により出なくなる可能性があります。

ペットボトル等の飲料水の備えはもちろん、計画停電などで事前に分かっている際には、生活水としての水を、あらかじめ汲み置きをしておいてください。

冷蔵庫などは、保冷剤や氷などを使用し、ドアの開閉を控え、庫内の保冷に注意してください。

また、エアコンや暖房器具も使用できませんので、熱中症や寒さへの対策も必要になります。

まとめ

今挙げた点は、ほんの一部です。私たちは電気と密接な暮らしをしています。

2度とあの日の様なことが起きないことを願いますが、残念ながら、いつか必ず災害は起こります。

今回の計画停電で、電気の大切さや、電気を大切に使わなくては、と改めて思われた方も多いと思います。この教訓を活かし、減災に向けて、備えていきたいと思います。